こんにちは、マシュハウスの渡部です😊
2023年にスタートした米作り、今年は2年目のチャレンジとなりました。
昨年は全てが初めてでありながら、近隣の米作りの先輩方に様々なことを教えていただき、田植えや稲刈りのイベントを通じて仲間が増え、秋にはたくさんのお米を収穫することができました。
収穫したお米は炊き立てのあたたかなごはんになってお腹を満たしてくれただけでなく、最終的にはお味噌にまで進化し、米づくりの楽しさと達成感を味わい尽くした一年となりました。
👉 おいしいお米ができるまで~マシュハウス米作りの軌跡~後編
そうして迎えた2024年、今年もやるぞ!の意気込みは、4月のブログでもお伝えした通りです。
👉 おいしいお米ができるまで~2024年マシュハウスの米作り~決意表明編
今回のブログでは籾まきから、有志の皆さんが参加してくださった田植えイベントと夏の田んぼをレポートしたいと思います!
籾まき機を譲り受け、スピーディに籾まきしました
田んぼの整備から始めた昨年とは異なり、今年は4月29日の吉備路れんげまつりの後から米作りがスタートしました。
苗代は5月17日に組立て、水の管理がしやすいよう、昨年同様マシュハウスの敷地内に設置しました。
5月19日には籾を水につけて発芽させる「浸種」をスタート。
発芽した籾はゴザの上に広げて乾燥させました。
5月22日には籾まきを実施。
昨年は私と妻、そして池ちゃんと濱ちゃんの4人で夕方まで作業を続けましたが、今年はなんと!!籾まき機を譲り受け、どんどん苗箱を作っていきました。
床土を入れて籾をまいた苗箱にはアルミのサンシートをかぶせ、中が温室状になるようにしました。
苗箱にまさかのトラブル発生⁉ 支え合いのありがたさを感じて
籾まきから一週間ほど経ち、発芽した苗を確認したところ…
いくつもの苗箱にカビが発生するという事態が起こっていました。
昨年は起こらなかったトラブルに驚きましたが、地元の米づくりの先輩に教えてもらい、殺菌作用のある薬を入れたところ、少し改善した様子が見られました。
ただ健康な苗と比べると発育は良くなく、田植えの際には上まで水に浸かってしまうのではないかと思える小ささです。
こちらも相談したところ、近隣で米作りをされている方から分けていただけることになりました。
私たちにとっては初めての大きなトラブルでしたが、今年の私たちのように、苗箱にカビが発生する事態は時々起こるそうです。
そんな時でも例年通り米作りが行えるよう、米作りが軌道に乗っている農家では、毎年多めに苗箱を作っておくそう。
助け合いの文化に支えられ、私たちは健康な苗をいただき、元気に育った苗と合わせて改めて米作りをスタートできることになりました。
田植えイベントで今年も仲間が増えました
籾まきの後、田んぼでは代かきを実施し、田植えまでに泥を沈殿させて田んぼを落ち着かせ、田植えに備えていました。
そして昨年同様に仲間を募集し、6月16日には田植えイベントを行いました!
を運びます
今年ご参加くださったのは3組のご家族で、マシュハウスと同じ町内に住む米作りの先輩がレクチャーしてくださいました。
みんなあっという間に上達!
昨年はビニールの荷造り紐で代用していた田植え綱は、今後も長く使い続けられるよう、株の間隔に合わせて24cmごとに印のついた本格的なものを用意し、みんなで並んで田植えをしました。
マシュハウスの田んぼは柔らかく、長靴も埋まるくらいの深さがあるため、途中からは長靴を脱いで素足になった方もいらっしゃいました。
汗ばむくらいの暑さになってきた6月半ば、水や泥の感触も楽しみながらみんなで楽しく田植えができたことは、とても良い思い出になりました。
皆さまにはぜひ稲刈りにも参加していただき、実りの秋を一緒に喜べたらと思っています。
2024年後半、これからの米づくりについて
無事田植えを終えた後の田んぼは、一旦水を全て抜く土用干しをし、カラカラの状態にしました。
土用干しは土中に酸素を補給して根腐れを防いで根を丈夫にしたり、土の中の有害ガスを抜いたり、刈り取りなどの作業性を高めたりと、稲刈りに向けた重要な工程です。
7月31日の時点で稲は40~50cmくらいまで成長し、順調に育ってきました。
8月17日には青く若い穂がつきました!!
トラブルを乗り越え、ここまで成長したことに大きな喜びを感じます。
昨年の記録を見ると、穂が金色になったのは10月5日 。
👉おいしいお米ができるまで~2024年マシュハウスの米作り~前編
台風などの心配もあり、まだまだ気は抜けませんが、今年もまた皆さんと稲刈りを行い、米づくりの輪を広げたいと考えています。
稲刈りイベントも企画中です!
ブログの中でも何度か「皆さんと一緒に…」とお伝えしてきた稲刈りですが、今年も10月半ばにイベントを予定しています!
田植えに参加してくだったお客様優先ではありますが、マシュハウスの米づくりを知って興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
昨年は田植えイベントに参加してくださった後、何度かマシュハウスの田んぼを見に行き、成長している様子を見守ってくださった方がおられたり、稲刈りイベントの後にも喜びの声をいただきました。
一緒に汗を流したり、稲の成長を喜んだり、米作りや農業について話したりできる仲間が増えていくことも、米作りの大きな喜びであり、醍醐味だと感じています。
楽しいことや大変なこと、不安や喜びを分かち合いながら、今後も米作りを続けていきたいと思っていますので、仲間になってみたいと感じたら、いつでも気兼ねなくご連絡くださいね。
皆さんと収穫できるのを楽しみにしながら、秋の稲刈りに向けて引き続き田んぼの手入れをに励みます!