総社の山々が色づいた11月末。
マシュハウス井尻野の家から車で5分ほどの場所にある、井山宝福寺を訪ねました。

少しずつ紅葉が進む木々を眺めながら、そろそろかな?と思っていましたが…
見事な色づき。
頭上だけでなく、足下にも秋が広がっていました。

紅葉も素晴らしいのですが、井山宝福寺のもうひとつの魅力はいにしえから伝わる建物の数々。
神社仏閣や城郭の建築を手がけた職人、宮大工による建物も見ごたえがあります。
山門からすでに荘厳な佇まい。

国指定重要文化財に指定されている三重塔や本堂と、紅葉との共演はこの時期だけの特別な景色です。

たくさんの建築材は、ふもとから大勢の職人によって手上げされたのでしょう。
電動機械や重機がない時代にこれほどまでの建造物を築くのは、現代人の想像を超えるハードな作業だったはずです。
職人の情熱に思いを馳せながら、じっくりといにしえの技を堪能してきました。

総社には井山宝福寺の他にも、備中国分寺や鬼ノ城跡など古代の家づくりがたくさん残されています。
またこのブログでもご紹介しますので、楽しみにご覧ください。